変形菌を探していると、同時にキノコもたくさん目に入ってきます。狭いエリアしか歩きませんでしたが、たくさんのキノコがごっちゃりしました。その中でも特筆すべき2点はコレ。
まずはオサムシタケ。しかも成虫に発生しています。今年は都内の公園をはじめ、数カ所でオサムシタケを見ましたが、どれも幼虫に発生しているものばかりでした。ピカピカ光るグリーンの成虫にはかなげな白いオサムシタケがくっついている様子は本当にきれいです。
次に息子がずっと見たがっていたサンコタケ。中学生のお兄ちゃんが見つけて、教えてくれました。
うすいオレンジ色で、お菓子のスフレのような感触。触ると溶けそうです。
その形が密教の法具「三鈷」に似ていることからその名がついたサンコタケですが、腕は3本に限らず6本くらいまであるそうです。今回見つけたのは4本ありました。
それから強烈な悪臭。息子は「においが見えるようにクサイ!」と言いましたが、本当にその通り。そして、持っていると次から次へとハエがどこからともなくあらわれてグレバにたかってきます。図鑑にも書いてあることだけれど、実際に目の前で起きるとキノコの不思議な力をあらためて実感します。
サンコタケの周辺には幼菌もいくつかあって、これらはいただいて帰ることができました。
その他にもたくさんのキノコたちと出会うことができました。
さいたま森の博物館、また訪れたい場所のひとつです!
いつも親子ではお世話になっている日本変形菌研究会の観察会で、さいたま緑の森博物館に行ってきました。博物館といっても立派な建物の中に展示物があるのではなく、そこにあるのはそのままの自然だけ。自然が展示ですというユニークな博物館です
今日は変形菌の達人が大集合する日なので楽しみです。
集合場所の博物館入口に着くと、すぐそばに資材置き場があり、息子がアッという間に変形菌を発見!
オオムラサキホコリの大群生です。
ガイダンスの後、いくつかのグループに分かれて探し始めますが、まずみんなが向かう先はもちろんその資材置き場。
オオムラサキホコリの他にもマメホコリ、ウツボホコリ、シロウツボホコリ、ツノホコリ…おまけに黄色い変形体も!
そこから数メートルのところにシイタケのほだ木が並べてあったり、落ち葉が山のようにためてあったりする変形菌スポットが密集していて、そこにもたくさんの変形菌が。。。
なかなか前に進めません。
半日かけて大勢で探し、その日は結局46種類の変形菌が見つかりました。図鑑でしか見たことがなかったものも実物が見られて大満足です。皆様ありがとうございました。
それにしてもです。85ヘクタールという広大な森に出かけたのですが、半日もいて近所の公園くらいの距離しか移動しませんでした。それだけ変形菌密度が高い場所なのですね。
それにしても、本当にすばらしい出来事でした!
我が家で発生した変形菌はまた格別!
南方熊楠は、新しいお手伝いさんが来て庭をきれいに掃除してしまうと「粘菌がいなくなってしまう」と怒ったそうです。その話を知って、私たちも少しじめじめした小さな一角を掃除しない場所と決めて、変形菌の出現を待っていたのです。
まさか、自分たちの頭の上からやってくることになるとは想像だにしていなかったです。
発生から2日後。こんな感じになりました。
なんでも、キノコを食べてしまうちょっと珍しい種類だとか。。。
研究者の間では「キノコナカセホコリ」などと呼ばれていたこともあったらしいです。
翌朝、すっかり落ち着いた変形菌を見るとこんな感じ。目立たないです。
そして、小さなかけらを採取して寒天培地を張ったシャレーに移しました。
そう、この中で胞子を飛ばしてもらい、第2世代を誕生させようというもくろみです。
庭の方では、だいぶ乾いてきた変形菌が予想通り徐々に白っぽくなってきています。
白いののうちのいくつかは、もう黒っぽい胞子が飛び出してきてます。
我が家の庭の月桂樹に突如あらわれた変形菌は、その後どんどん変身していきました。
道路に面している表側と家に向いている裏側、2カ所の変化を追っていきます。
7:40am、発見した当時は乳白色。子実体はタマゴ形に近く、柄はついていない感じ、一部ごく短いものが見られる。
裏側は次第に乳白色〜オレンジ色〜茶色に変化。グラデーションが美しい。
1時間後、家に向いている裏側の方が一気に灰色を帯びてきた。
道路に面している表側は、肉眼で見ている限りはほとんど変化なし。
最初の発見から約7時間後、午後3時近くなって、子実体はほぼ完成したように見受けられます。この間のホネホコリのようにこのあと乾いてくると白くなってくるのかな?と思いつつ、そろそろ『日本変形菌類図鑑』で調べてみます。
これまで出会ったことがない、私たちにとっては新しい変形菌!
フウセンホコリの仲間かな? 生木に生えるシロフウセンホコリというのがあって、これがあやしいかも。。。
今朝、ゴミを捨てに外に出た帰り道、ふと庭の月桂樹の木に目が行きました。ん?何か出てる!
木の幹に5cm四方くらいにわたって乳白色の球体がびっしりと!
もしかして変形菌?
あわてて、息子と夫を呼びました。
息子は「ついにうちで出た〜、これは絶対に変形菌だ!」と大声をあげています。
ちょうど、変形体が子実体を作ろうとして動き出したところでしょうか。
発見者のブリアンは一目見て「変形菌かも」と思ったものの、何度か見たものより子実体が少し大きめ(直径2mmくらい)だし、何よりも変形菌といえば落ち
葉や倒木など地面に近いところで見つかるもの。これは生木だし、地面から2mくらいの高い場所だし。。。急に自信がなくなってきました。
しかし、息子は譲りません。脚立によじのぼり、子実体を指で少しつぶしてみて、においをかいで、「この間の時と同じ感じ。同じにおいもする。だから変形菌!」と自信満々です。
その時夫が「裏側にもあるよ〜」と気づきました。木の裏側にも同じような感じでびっしりと出ています。こちらの方は子実体への変身がもう少し進んでいて、色がオレンジ色に変わり始めています。
やっぱり変形菌!
これまで、虫がひどくついて我が家の鬼っ子的存在だった月桂樹は、先日キクラゲが生えてきたのに続き、今回はついに変形菌まで発生。一気に大事な存在に昇格です。
ついに念願の「自宅の庭に変形菌発生!」が実現しました。今日は奇しくも夫の誕生日。菌の神様が我が家へやってきたかのようです!
お久しぶりです。豆っこ倶楽部「菌類別館」です。
3月から2ヶ月半、春のキノコがどんどん出てくる大事な時期に更新できず、失礼いたしました。
ご無沙汰していました間に息子は小学生になり、珍しいキノコにたくさん出会ったり、変形体を家で飼ったり、(野生の)変形体を見つけたり、私たちの菌類観察もググッと前進しました。
遅ればせながら、過去にさかのぼって、これまでの分も少しずつお伝えしていきますので、ぜひご覧ください!
【It's New!】
●6月2日、再び現場へ(6/2)を更新いたしました。
●6月2日、次回に向けて(5/28)を更新いたしました。
●6月1日、変形体→子実体への道【まとめ】(5/27)を更新いたしました。
●6月1日、1枚の葉っぱに2種類の変形菌?(5/27)を更新いたしました。
●5月31日、変形体→子実体への道【4】(5/26)を更新いたしました。
●5月31日、変形体→子実体への道【3】(5/26)を更新いたしました。
●5月31日、変形体→子実体への道【2】(5/26)を更新いたしました。
●5月30日、変形体→子実体への道【1】(5/26)を更新いたしました。
●5月30日、遭遇!変形体、大発生(5/25)を更新いたしました。
●5月27日、雨上がり。公園へ急げ!(5/25)を更新いたしました。
●5月26日、我が家にキクラゲが生えました(5/25)を更新いたしました。
無事、子実体に変身した後もずーっと気になっていることがありました。
あれだけ変形体が大発生していたのだから、自然の中で子実体になったものがきっと残っているはず。見たい…
自然な状態でできた子実体は、家で作った子実体とどこか違いがあるのだろうか? 見たい…
1枚の葉っぱに2種類の変形菌がいたものについても、気になってるし…現場へ行けば何かわかるかもしれない。。。やっぱりもう一度行ってみよう…というわけで5月30日、小雨が降るなか、再度チャレンジしてきました。
5日前に変形体を見つけた場所をはっきり覚えていたので、再び訪れてみると、子実体はすぐに見つかりました。(うちの子たちと)「ちゃんと同じだ」。ホッとしました。
枯葉の絨毯をめくっていると、次々と子実体が現れました。大きな枯葉の上に7〜8cmくらいにわたってびっしりついている見事なものもありました(写真右端は変形体が這った跡)です。
ホネホ コリの子実体をルーペでじっくり観察してみると、真っ白な部分が剥がれ落ちて真ん中が黒っぽくなっているものもいくつか見られました。胞子を飛ばした後の状態ということでしょうか。
1枚の葉っぱに2種類の子実体ができている葉っぱも探してみることにしました。
変形体の時は2種類の見分けがつきませんでしたが、今回は子実体になっているので、簡単に見分けられます。
ホネホ コリだけがついている枯葉(枝)、カタホコリだけがついている枯葉(枝)に混じって、両方いる葉っぱが何枚か見つかったのです!
ということは、うちにある例の葉っぱも、最初から2種類の変形体が這い上がって子実体を形成した可能性が濃厚といってもよいかもしれません。すごい!
家にある葉っぱも含め、2種類の子実体はそれぞれ少し離れた場所に作られているケースがほとんどなのですが、1枚だけ同じエリアに2種類が入り混じっているものがありました。
こんなふうになった場合、強い変形菌の方がたくさん子実体を作るとか、両者が混ざると何かが起きるとか、何か変化があるのでしょうか?また新たな疑問が湧いてきました。