2 posts tagged “冬虫夏草”
箱根・入生田の生命の星・地球博物館の菌類ボランティアの大先輩が、丹沢湖に連れて行ってくださいました。
まずは丹沢湖ビジターセンターへ。そこで車を降りて長靴に履き替え、沢の方に向かって林道を進みます。
30分くらい歩き、滝がある川を長靴でジャブジャブ渡るとそこは湿地帯。さっきまでの暑さがウソのように涼しい。。。周りの植物もあまり見かけないものがあったり、ディープな自然が広がっています。
湿地帯でのテーマは冬虫夏草!ということで、いろいろ教えていただきながら、冬虫夏草を探し回りました。
早速いたいた!といっても見つけたのは私たちではありません。冬虫夏草を探すのは難易度Aランク、至難の技なのです。薄暗い湿地帯の森の中で倒木から2cm足らずのものがつきでているだけ。しかに周りに溶け込む色なので、ほとんど識別できません。
見つけたら、今度は壊さないように細心の注意をはらいながら、周辺の木をどけて、キノコの全貌を確かめます。
薄暗い野外でこうした作業をするのは、これまた難しいのです。
でてきた、でてきた。何かの幼虫にキノコが寄生している様子がはっきりわかります。
蝶や蛾のさなぎに寄生するハナサナギタケも見つかりました。
変形菌を探していると、同時にキノコもたくさん目に入ってきます。狭いエリアしか歩きませんでしたが、たくさんのキノコがごっちゃりしました。その中でも特筆すべき2点はコレ。
まずはオサムシタケ。しかも成虫に発生しています。今年は都内の公園をはじめ、数カ所でオサムシタケを見ましたが、どれも幼虫に発生しているものばかりでした。ピカピカ光るグリーンの成虫にはかなげな白いオサムシタケがくっついている様子は本当にきれいです。
次に息子がずっと見たがっていたサンコタケ。中学生のお兄ちゃんが見つけて、教えてくれました。
うすいオレンジ色で、お菓子のスフレのような感触。触ると溶けそうです。
その形が密教の法具「三鈷」に似ていることからその名がついたサンコタケですが、腕は3本に限らず6本くらいまであるそうです。今回見つけたのは4本ありました。
それから強烈な悪臭。息子は「においが見えるようにクサイ!」と言いましたが、本当にその通り。そして、持っていると次から次へとハエがどこからともなくあらわれてグレバにたかってきます。図鑑にも書いてあることだけれど、実際に目の前で起きるとキノコの不思議な力をあらためて実感します。
サンコタケの周辺には幼菌もいくつかあって、これらはいただいて帰ることができました。
その他にもたくさんのキノコたちと出会うことができました。
さいたま森の博物館、また訪れたい場所のひとつです!