4 posts tagged “地衣類”
井の頭公園は武蔵野の面影が残る自然豊かな公園。
年に何度も訪れているけれど、またまた新たな発見が!
昨年12月に箱根・入生田で観察した地衣類が当然のことながら、ここにもたくさんあったのです!
なかでもちょっと特徴があるモジゴケやハコネイボゴケと再会できたのがうれしい。
「あらあらキミたち、こんなところにもいたのね。。。」と語りかけたくなるような懐かしさです。
モジゴケは黒い細い線でアルファベットのような文字が一面に広がっている感じなので、その名がついたそう。
茶色い幹に白っぽい絆創膏を貼っているように見えるので、自転車に乗っていても比較的簡単に目に入ってきます。
ハコネイボゴケは、箱根特有のものというわけではなく、最初に箱根で発見されたのでその名がつけられたとのこと。息子は「本当に箱根以外の場所にもあるんだ…」と感慨深げです。
地衣類という新しいメガネを得て公園内を散策してみると、なじみのある風景がまったく違って見えてくる! 新しいものがどんどん発見できる!そのことがうれしくて、うれしくて。。。
あけましておめでとうございます。
今年の干支、ネズミの顔みたいな地衣類を家の近くで見つけました。
今年もますますパワーアップして菌類世界探検をしていきたい!
そこで、今年の目標は観察するための「眼」と「鼻」を鍛えること。
菌類の達人のみなさまはすごい「眼」を持っていらっしゃる。枯れ葉の中でもあっという間に見つけます。どうやらそれは視力の善し悪しとはあまり関係がないようです。
尊敬する菌類写真家の伊沢正名さんは視力が大変悪いそうで、それがこういう小さなものを探すにはかえって武器にもなりうるというようなことを書いておられました。母(ブリアン)も視力は0.04くらいとものすごーく悪いので、とても勇気づけられるエピソードです。そして最近そういうものだけはなぜか目に入るようになってきました。観察会などでもたまに「いい眼をしてますね」と誉められたりして、すっかり気をよくしています。たくさん場数を踏んで経験を積んで、そういうものを見るセンスを磨くということでしょうか。
息子は時折、動物のように鼻をクンクンさせて「キノコのにおいがする!」と走り出すのですが、そういうときは大抵近くにキノコが群生していたりするので、子供の感覚はすごいなあと思います。
「キノコは鼻で探す」というのが彼の持論。母(ブリアン)はそれにはまったくついていけませんが、抽象的な意味で鼻がきくというのはキノコがいそうな雰囲気を感じ取ることに通じる気がします。
今年もどうぞよろしくお願いします。
今やすっかりお気に入りの地衣類。
この写真は先日の入生田で撮ったもの。
何種類もの地衣類が入り乱れている様はさながら戦国時代の勢力争い分布図のよう。
さて、母(ブリアン)はこれまでずっと極端にインドア派でした。趣味も室内でやるものばかり。生き物は苦手。それがわずかな期間で変われば変わるものです。。。家では多肉植物や珍奇植物を育て、外ではキノコや変形菌を探す日常は、一年前は想像もつきませんでした。
息子が連れ出してくれた新しい世界。
思えばあの時…はじめて参加したキノコの観察会でオサムシの死骸に寄生した冬虫夏草のオサムシタケを見て「なんてきれいなのだろう…」とびっくりした時に、自分のなかで何かが変わったのです。
(最初は虫の死骸から生えてきたキノコなんて見たくもなかったのです。。。息子が見て見てというので、仕方なくでした。。。)
!オサムシタケの写真、近日中にアップします!
キノコはものすごい大群生が見られたかと思うと、半日たつと消えていたり…。そのダイナミックさとはかなさが同居しているところがたまらなく面白いです。
これまで目にとまらなかったけど、一見ひっそりと…でも実はかなり華やかに自由自在な活動している菌類たち。
その不思議で美しい世界を来年もお伝えしていけるようがんばっていきます。
豆っこ倶楽部の菌類世界探検は2008年も続きます。。。
箱根・入生田の生命の星・地球博物館の月例菌類調査、今月は菌類の他に地衣類もテーマです。
「地衣類って何? コケのこと?」
いいえ、全くの別モノです。
見かけはコケそっくりだけど、中身は菌類の仲間。つまりキノコの親戚。
見分ける一番のポイントは色。
コケが鮮やかな黄緑〜緑色をしているのに対し、地衣類は白〜灰色がかった緑 色をしていることが多い。それにはちゃんと理由があって、葉緑素の緑の上に白い胞子がのっかっているからだそう。
(でも地衣類色のコケもいたりする)
地衣類には和名で○○ゴケという名前のものが多い。昔は区別がきちんとついていなくて、曖昧なままに名前がついてしまったらしい。
(くどいけど、でもコケじゃない)
地衣類はどちらかというと日なた大好き、一方コケは日かげが好み。でも決して仲が悪いわけではない。
(同じ場所に生息していることもしょっちゅう。)
本当にややこしいです。
博物館の周辺は地衣類スポットがあまた散在。うまい具合にお寺があったりして、そこの灯籠やお地蔵さま、敷石…いくらでも。もちろん木にも、石垣にも、コンクリートにも。ガードレールや排水溝の中も。本当にどこにでもいるんだね。
これまでほとんど気にもとめていなかった存在だけど、こうして教えていただくと途端に目に入ってくる。
息子も「もうわかった〜。わかると見えてきて見えてきて! 大変だ〜」とどんどん見つけていく。
う〜ん、どんどん情が移って、かわいくなってきた。
色が青磁色で好み。近寄ってルーペで見るとこれまた変形菌並みというかそれ以上にミクロな別世界がそこにあって、引き込まれる〜。
ルーペを持って石垣にぎりぎりまで顔を近づけた人たちがずらっと並んでいる様子はなんかヘン。
帰り道、自宅のそばでも、もう暗かったけど何種類かの地衣類が確認できました。もちろん箱根よりぐっと少ないのだけれど、家の周囲にもちゃんといてくれて、そのことが息子にとってはとてもうれしかったようです。
行きには見えなかったものが帰りには見えた! それって素敵なことだなあ。